診察コンセプト

37の不快症状とは?

噛み合せ治療

■顎関節症とは

症状は、“口を大きく開けると「カクン・カチカチ」または「グシャ」という音がする”、“耳の辺りがなんとなく重い”、“口を大きく開けると関節が痛む”、“強く噛むと顎の関節が痛 い”、“口が大きく開けられない”、“朝、口が開かない事がある”、“顎がはずれそうになる”、“関節がおかしく、口の開閉が思うように出来ない”、“左 右の関節の動きがずれている ”…といった症状になります。 また、悪化すると頭痛・肩こり・耳鳴り・めまいなどの全身へ影響を及ぼすとも考えられています。

■咬み合わせ

咬み合わせがズレていたり、奥歯を一部失うことで、足腰に異変が起きたり、また歯科医院で高価な人工歯冠や入れ歯、インプラントを入れても、余計な負担(過剰な力)がかかることで長持ちしないこともあります。 また、咬み合わせが原因で起こる全身の諸症状(筋肉骨格系のものから神経系のものなど)があり、各科を受診しても、「更年期障害障害」や「うつ病」として 済まされることや、何回、通院を重ねても治らない不定愁訴も近年“咬み合わせが原因”として取り上げられています

■咬み合わせ治療 (ニューロマスキュラーオクリュージョン)

詳細な問診の後、筋電図により、噛み合わせや、姿勢に関する筋肉の緊張状態、活動状態、バランスなどを検査します。 次に、MKGというセンサーを使用して、実際に顎がどの方向に、どれだけずれているのか?また、単に3次元的なズレだけでなく各方向の“ゆがみ”(トルク)を調べます。 それにより、以下の方法の中から、最も適した治療法が選択されます。 ”顎ずれ”の量が小さい場合は、直接歯を削ることにより咬合調整します。 ”顎ずれ”の量が大きい場合は、歯に被せ物(クラウン)をすることや咬み合わせを挙げることで、噛み合わせを再構成するか、取り外し式の装置(オーソシス)により治療します。また、歯列矯正による治療を併用する場合もあります。その方の年齢や、歯、歯肉などの状態などに応じた、最適方法をご提案い たします。


下顎運動解析診断総合コンピューターシステム
二の宮歯科医院では、アメリカの咬合概念を取り入れた最新テクノロジーを搭載した咬合診断装置(K-7)を導入しております。咬合診断装置を使用すること により歯科医師の勘や経験ではなく客観的なデータをとることができ、科学的根拠に基ずいた治療が行えます。また、当医院では国際顎頭蓋機能学会(日本)の 顎機能改善認定医が治療に当たります。


咬合診断装置(K-7)
K-7によりレントゲンでは診ることができない重要な神経・筋肉、顎(あご)の運動、関節の運動、かみ合わせ、また、それらの「ズレ」を診ることが可能となりました。


マグネットを口腔内に取り付け、センサーを装着することで、生理的な下顎運動を記録分析することができ、高精度なエクスパンドセンサーは、軽量でフィット 感が良く、患者さんの負担が軽減されます。また、下顎位を可視的に計測し、付与することができるとともにあらゆる顎運動の診断を可能にします。


筋電図記録
臨床用に開発された、使いやすく信頼性の高い歯科用筋電計です。
表面電極を用いて咀嚼筋の活動電位をEMGデータとして処理し、分析することができます。

咬み合わせ治療例

1.検査

早期に接触している歯(咬合干渉)を調べる。


各筋肉の緊張状態を調べる。


2.マイオモニター
顎の筋肉に低周波を流し筋肉をリラックスさせ、もう一度検査をを行いいい状態での咬み合わせをとります。


3.咬合挙上板装着
左右奥歯4本に検査をし、筋肉をリラックスさせた状態で作製した白い被せ物を装着した状態。 患者さんは以前より咬む力が強くなり、お食事がしやすくなったり肩こりなどがなくなりました。


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